たぬきにまつわる自治体
たぬきにまつわる自治体を調べていました、Kyoashです。
Kyoashは、紙工房遊希が運営しております。
さて、数多くある自治体でも、たぬき推しの自治体なんてあるのかな?ってふと気になりました。
なので、調べてみますと、結構ありました。
実は、北海道育ちなんですが、祖先をさかのぼりますと、行きついた先にあるのが、愛媛県西条市氷見 にたどり着きます。家系図ってみなさんも気になるかと思いますが、私もその一人でした。
さて、たぬきの四国伝説って結構あるんですね。勉強になります。
四国たぬき伝説
四国たぬき伝説 - たぬきまんじゅう (tanukimanju.shop)
「たぬきまんじゅう」は、その昔愛媛県西条市北条にある大気味神社の大樹に住んでいたとされる 喜き左ざ衛え門もん狸だぬきの伝説にちなんだお菓子ですが、四国にはその他にも数多くのたぬき伝説が存在しています。
阿波の 金きん長ちょう狸たぬきや屋島の 太た三さぶ郎ろう狸たぬき、松山の 隠いぬ神がみ刑ぎょう部ぶなど、複数の映画やアニメ作品にも登場した事があるので、ご存知の方も多いと思います。
大気味神社をはじめとして狸を祀る神社も多く、それほど人間と関わり合いのある、身近な動物であった事が伺い知れます。
近年、四国でも都市部では見かける事が少なくなったたぬき達。
それでも人々は地元のたぬき伝説を、親しみと誇りを込めて、親から子へと語り継いできました。
そんな伝承の心を大切にしつつ、四国のたぬき文化をこれからも「たぬきまんじゅう」を通じてお届け致します。
伊勢音頭
伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋は 城でもつ
吉田通れば 二階から招く しかも鹿の子の 振り袖で
お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の 生えるまで
富士は 三国一とはいえど 伊予の石鎚 四国一
娘島田に 蝶々がとまる とまるはずだよ 花じゃもの
お伊勢参りに この子が出来た お名をつけましょ 伊勢松と
めでためでたの 若松様よ 枝も栄える 葉も茂る
伊勢に行きたい 伊勢路が見たい せめて一生に 一度でも
四国にまつわる神獣 - タヌキ
タヌキはイヌ科の動物で、ずんぐりした可愛らしい体型を持ちます。
身体能力としては、イヌ科の中では泳ぐのがうまく、木登りも得意です。
木に登って木の実や果実を取ることができます。
その代わりに陸上を走るのは速くありません。
また臭覚および聴覚に優れていると言われています。
視覚はあまり良くありません。
タヌキは夜行性です。
昼間は草の茂みや木の洞などで休み、夜になると餌を探して移動します。
食性は雑食で、街の近くでは人間の残飯を求めて人里に出没することもあります。
タヌキは、決まった場所に糞をする「ため糞」という行動をする習性があります。
なぜそのようなことをするのでしょうか?
ため糞は情報交換に利用されていると言われています。
糞に入っている物から餌として食べているものを知ったり、
糞の状態から仲間の健康状態を知ったり、
といったことに利用しているようです。
またタヌキといえば、「タヌキ寝入り」という言葉があります。
いわゆる死んだふりというやつですね。
実はこれは実際のタヌキが行う行動です。
普段私たちがこの言葉を使う時は、
怠けであったり、サボったりする際に使われますが、
これは実際の状況とちょっと異なります。
タヌキはとても臆病な動物なのです。
敵に追われたり、驚いたりした時、
タヌキはそのショックで仮死状態になってしまいます。
つまり、「失神」しているのです。
厳密には完全な失神ではなく、脳がある程度覚醒しているとのことですが、
人間のイメージしている死んだふりとは少し異なるようですね。
さて、このようなタヌキですが、
昔は神の使いの動物として崇められていました。
四国はタヌキの伝説がおおく、聖地のようになっているみたいですね。
最も有名なものは四国の隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)。
別名を八百八(はっぴゃくや)狸といって、八百八匹の狸を従えていたそうで、
すさまじい神通力を持っていたと言われています。
しかし他の動物信仰の発展によって廃れてしまったようで、
神の使いとして扱われていたころの、「不思議な力を持っている」という
イメージだけが残り、妖怪や化け物としての扱いを受けているようです。
「かちかち山」の童話でも出てくるように、
狸は人を食う化け物として嫌われていたようですね。
※かちかち山は実は結構エグい描写がある童話なのです
もうひとつ、タヌキに関する
狸の金玉八畳敷きというお話をご紹介します。
タヌキのキン○マが非常に大きく描かれているものをよく見かけますね。
この由来について。
かつて金箔や銀箔を作る職人を「箔師(はくし)」と言いますが、
箔師が金箔を作る際には、「なめしたタヌキの皮」を使います。
タヌキの皮に金箔を包み、木槌で叩いて薄く引き伸ばします。
それにより、畳1畳ほどの金箔が薄ーーくなり、
なんと8畳ほどの大きさに引き伸ばされます。
これを「タヌキの金箔八畳敷き」と言いました。
ところが、誰かが「金箔」→「キンタマ」と置き換えたようなのですね。
これが「狸の金玉八畳敷き」の由来だそうです。
このように、タヌキは「金に関する神様」としての一面もあるようで、
タヌキ像が商売に関係する場所でよく見られますよね。
以上、タヌキのお話でした!
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たぬき伝説
トッポ話として語り継がれてきた伊予のたぬき伝説のたぬきたちは、今まで映画化されたこともあるんよ!
今も松山にはたぬきたちがおったりおらんかったり・・・?!
伊予たぬき伝説巡り
お袖狸(堀之内・八股榎大明神)
松山一の美女狸として誉れ高いお袖狸。老婆の命を救った事から信仰を集めて、今も堀之内にある祠をお参りする人は後を絶ちません。
六角堂狸(勝山町)
元々は手に持ったドクロで人をたぶらかすイタズラ狸。でも住職からドクロの代わりに法衣を与えられて改心したという逸話が残っています。
毘沙門狸(大街道3丁目)
坊っちゃん列車に化けて通行人を驚かせていたという話もあります。
お紅さん狸(居相町・椿神社)
椿神社の古楠の根元に住んでいると言われるメス狸。
大狸(東温市・西林寺)
東温市西林寺に住むとされる大狸は、手にタコを持っていると言われています。
三光姫狸(高井町・高井八幡神社)
日清・日露戦争に村人と一緒に出征して兵隊を守ったと言われる色白のメス狸。おさん狸の愛称も。
金平狸(上野町・大宮八幡神社)
文字が読め、そろばんが達者なインテリ狸。大宮八幡神社の宮司さんのお使い狸としても活躍し、迷子や老人、病人の世話などして、地元に貢献しました。晩年は大阪で旅館経営をしたという逸話も。
刑部狸(久谷町・山口霊神)
江戸時代の狸話で知られる狸界のスーパースター。その活躍は映画化もされた『松山騒動八百八狸物語』で有名。
伊予八百八狸
松山市久谷町の山口霊神社前に「松山騒動伊予八百八狸の碑」がたっています。日本三大狸話の一つ「松山騒動八百八狸物語」は、享保の大飢饉に起こったお家騒動をモチーフにした物語に、狸や妖怪を登場させて怪談にしたものです。
ストーリーは、金に目がくらんだ松山藩の家老・奥平久兵衛が、横領しようとしたことから始まり、それを阻止しようとしたのが松山城に住み着いていた古狸の「隠神刑部狸」です。得意の幻術で久兵衛を陥れようとしますが失敗し、その力を封じ込められて久万山の洞窟に閉じ込められてしまいます。それ以来八百八狸の力は衰えましたが、土地の人と仲良く幸せに暮らしたといわれています。
真狸のストーリー
狸小路100年の発展と「第20回狸祭り」を記念して、札幌市狸小路商店街に、夫婦狸がまつられました。
男狸は八百八狸の一人である本陣狸、女狸は千葉・木更津の萩乃狸一族からでた上総かずさ御前。二人は証誠寺しょじょじの大和尚の仲立ちと、札幌市長の媒酌で夫婦となりました。昭和48年夏のことです。
昭和51年、この夫婦狸に「鶴の宮藻里豊姫」という娘狸が生まれました。娘は登別 市の新和デパートに嫁ぎ、登別本陣大明神社が誕生します。
平成13年、札幌市狸小路商店街と銀天街商店街振興組合連合会は、狸が取り持つ縁で姉妹縁組を結びました。松山市ではそれを記念したモニュメントを制作。同時に伊予の狸の復権活動を推進して、「八百八狸トッポ話(滑稽話)」を核に大人にも子どもにも親しまれる文学のまちづくりを実現しようとしています。
たぬきうどんとは?地方で意味が違うって本当?フードマニア編集部が詳しく解説
うどん屋さんに入ると、きつねうどんと並んでよく目にする「たぬきうどん」。実はこのうどん、地域によってまったく違うメニューを指しているのはご存知でしょうか?
ここではさまざまなジャンルでグルメに関する本を出版しているフードマニア編集部が、たぬきうどんとその由来を解説していきます!
地域によってまったく異なるたぬきうどん
画像素材:写真AC
蕎麦やうどんにおける「たぬき」とは、関東や東日本では天かすののった蕎麦、もしくはうどんのことを指します。ですが大阪や兵庫といった関西の一部の県では、たぬきというと「油揚げをのせた蕎麦」、京都や滋賀県の一部などでは「短冊状に切られた油揚げと、九条ネギの入ったあんかけうどん、もしくはそば」を指しています。
画像素材:写真ACでは大阪などの関西の一部の県には天かすの乗ったたぬきうどんや蕎麦は存在しないかと言うとそうではなく、「天かすうどん(蕎麦)」と言う名前で呼ばれています。しかし、多くのお店で天かすはセルフサービスになっているため、わざわざメニューに載せているお店は珍しいです。
ちなみに、九州や四国のうどん屋さんも天かすはセルフサービスのところが多め。ですが、こちらでは天かすうどんではなく、「ハイカラうどん」や「かやくうどん」と呼ぶ傾向があるようです。
そもそもなぜ「たぬきうどん」と呼ぶのか
画像素材:写真AC
ところで、なぜ関東では天かす入りのうどんを「たぬきうどん」と呼ぶようになったのでしょうか。由来は諸説あるようですが、具材を意味する種がはいっていないため、種抜きが転じてたぬきと呼ばれるようになった、もしくは油揚げの色がたぬきに似ていたからとの説が有力です。
また、「たぬき」=「そば」、「きつね」=「うどん」の傾向がある大阪などでは、蕎麦の色が黒かったためたぬきの毛並みから連想したという説が一般的。
たぬきうどんは地域で大きく異なる料理!旅先での注文にはご注意を
画像素材:写真AC
関東と関西、さらに関西の中でも大阪と京都でまったく別の料理になるたぬきうどん。旅行先でうどん、もしくは蕎麦屋さんに入るときは念のため確認してから注文するのがおすすめです。